1前回に続き、衛星画像により、台風15号(2019)の被害を確認する。
今回の衛星は、 Sentinel-2 、更新頻度は低いが、入手しやすい画像の中では、高精度な画像が入手できる。
https://apps.sentinel-hub.com/eo-browser/
1枚目は2019/9/10 、日付からすると台風通過直後だと思う。
場所は鋸南町。中央左の森は、大黒山展望台だそうである。
続いて2枚目、2019/9/15 青い部分がいくつか見える
精度は確認できてないが、これは屋根などに掛けられたブルーシートの可能性がある。
前述のサイトでは、RGBをバンド別に割り当てる機能があり、上記2つの画像は、青が見やすいバンド(周波数)を目立たせている。
結構な数の建物がブルーになっている。
中には、屋根がもともと青いものもあるのかもしれないと、Google Earthで見てみるとたしかに青い屋根の建物もありそうだ。ただ、 9/9の画像との比較で見る限り、多くがブルーシートと考える。
また、個別には確認できていないが、報道の空撮映像などから、いくつかの建物は実際にブルーシートのかかった建物であることまで確認できた。
以前、地震の後の仙台を訪れた事があるが、同様にブルーシートが掛けられた屋根を多く見かけた。なかなか難しいのかもしれないが、これをみるとやはり屋根瓦は軽いものや丈夫なものに換えていったほうがよいように思う。
差分画像を作ったり、QGISを活用してみようと思ったが、あまり良い品質のデータが作れなかったので、今回はここまで。
ただ、このぐらいの色が取れていれば、本当はグリッドで色分ができると思う。
まだ、停電が解消されていない地域もありますが、通常営業の観光スポットも多くあるので、皆さま連休には、千葉でレジャーを楽しんではどうでしょうか。