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衛星でみる 台風19号 ビフォアー・アフター

今回は台風19号のビフォアアフターを確認してみようと、Sentinel-2を検索。
使用するサイトはいつものSentinel-hub EO-Browser

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栃木県佐野市 秋山川の堤防が決壊

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012128451000.html

 

ビフォアー画像として、取得できた日付は10/10、アフター画像は、10/15のもの。15日は各地どこも曇が覆っており、ほとんど識別が不可だった。
そんな中、なんとかみつけたのが、上記の秋山川の堤防

 写真右側、北側が決壊した堤防の部分、ただ、ここも雲でぼやけてしまっているようで、明確には判別できなかった。

もし次回の撮影分がでうまく撮れていたら、追加で紹介してみようと思う。

 

衛星画像というのは、今回のように、雲に邪魔されて活用できないケースが多々ある。
そういう点でいうと、被災後には、すぐに、ドローンを飛ばして、空撮画像を活用すると、救助活動に役立つと思う。
その上で、高解像度の空撮画像を、一般公開するようにしたら、今後の災害対策としても有用なデータになるのにと思う。

 

衛星画像の活用方法として、保険会社が、被災判定などの資料として活用するというものが、テレビでとりあげられていたが、 そういう使い方もあると思う。

 

前回の投稿では台風15号をとりあげましたが、私の場合、募金先を、伊豆大島関連のクラウドファンディングにしました。
今回の台風19号でも、すでに募金の受付は立ち上がっている。関心がある方は是非支援を。

気候変動の影響だと思うが、今後も台風関連の災害は発生するだろう。
ひきつづき、テクノロジーを活用し、被害を減らす方法を考えてみたいと思う。

 

今回の被害を振り返る
まだ被災が進行する中、振り返るというのは、語弊があるかもしれないが、いくつか思った事をまとめてみる。

・防災格差
人口が多い地域のほうが、少ない地域より災害対策に予算が使われているのを実感する。
災害の最小化のためには、優先順位を冷静にとらえなければならないと思うが、住民はその地域や、 建物のプライオリティを一考した上で、住居を選択したほうが良いと思う。

・マンション
建物の耐久性自体は、マンションのほうが比較的高いと思う。
ただ、マンションは災害に強いのかと言うとそんなことはない。
むしろ高層ビルというのは、エレベーターのように、電気がなければ、家から出るのにも困難、そして、水トイレも断水となる。

その観点でいうと、都心のマンションはもっと、電源喪失に備えるべきだと思うし、電源を喪失した場合は、復旧するまでは別の建物に住む事を 想定しておいたほうがよい。

 

・治水

今回活躍が注目された、八ッ場ダム首都圏外郭放水路

何事もなければ、ともすれば無駄とも言われる災害対策。

日頃の備えがいざという時役にたつ。