Computer Vision

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木目の顔

ここのところStable Diffusion XLのネタ続きだが、あのちゃんがYoutubeで木目の顔について語っていて面白かったので、それっぽい何かを、SDXLで生成してみる。

 

なるほど、自分のイメージとはやや違うがこんな画像が生成できた。
縮小するか目を細めてみると、元の顔画像の残像が見えるかと思う。

元の顔が出ちゃうと、肖像権的にNGなので、ぎりぎり元がわからない程度に調整している。しかも、生成画像をつかって生成しているので、目鼻と髪型の位置は元画像に近いが、おそらくうまいこと復元しても、顔は別人である。

 

それはそうと、壁のシミとかなんとなくの図形を、シミュラクラ現象と呼ぶ。

本能的なものなのか、後天的に学習によって獲得したものなのかは知らないが、まあ顔を認識する需要が多いので、そんな検出能力が、そなわっているのだろう。


以前、画像生成について、少し考察する機会があり、最初に思ったのは、テクスチャと輪郭というものについてである。

大概ののものはシルエットだけでも判別できるように、輪郭というのはそのものを特定する上で重要なものである。

じゃあ、輪郭が同じならどうかというと、シマウマの色に塗った馬は、なんとなくシマウマに見える。おそらく虎柄にした猫もなんとなく雰囲気は出るだろう。

 

つまり世の中にあるあらゆるものは、輪郭と、テクスチャで成り立っている。

食品と、食品サンプルは輪郭が同じだがテクスチャが違うので、よくみると違いがわかる。

 

そう考えると、テクスチャをそのままで、形を変えてみるというのは結構面白いと思う。